2019年07月09日

手縫い床の締め直し

IMG_0356.JPG江戸時代の筋縫い床の締め直しです。裏ゴモを新しくして、掛け縫いの縫い方で畝潰しを行いました。畳床は1寸2分〜1寸4分まで痩せていましたが、裏ゴモが新しくなって1寸6分まで厚みを戻せました。
床上面の肌菰部分は手を入れない方が床上面の形が崩れないで済みます…が、今回は框が出入り口で肌菰が痩せていたので、床上面に僅かに縦ワラを入れました。
写真の抜き先に付けたカイゴモは余分でしたのでツケ仕事の時には取り外し、縦ゴザに変更しました。

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2019年05月29日

肘締め

IMG_0175.JPG裏返しの肘締めをしています。左手は床裏側を締め上げて、右手で針の抜き刺しを行い、右肘で手前の平刺全部を押えるように締めて、今回の平刺しの手元側を締めます。
平刺しは右手だけで行うのが、仕事が基本です。両手や左手で糸を引っ張る作業は締めのムラが出て、刺し荒れの原因になります。左手の親指の押えを意識すれば、平刺しの上げ針の位置が決まります。
畳屋の仕事を表す代表とも言える肘締めの格好ですが、両手で締めたり、左手の甲が畳の上に在る写真や絵図を記載してませんか。

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2019年05月14日

締めは裏から

IMG_0123.JPG床の締め直しでも修理でも、床の締めは裏側からが基本です。締め台で締めれば理想ですが、出仕事では平らな箇所を見つけるのが大変だったようで、三和土(たたき)の床に莚を敷いて出来れば上等だったとか…。

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2019年05月09日

畳床の締め直し

IMG_0119.JPG昭和30年代のワラ床を締め直しました。畳屋としては、裏の糸が半分切れていて新畳に入れ替えをお勧めしましたが、お客様のご要望で締め直すことになりました。新畳より高価な表替えとなります。
締め直しは手縫い床と機械床でも違ってきます、厳密に言えば手縫い床でも田舎刺し床と筋縫い床では縫い方に違いが出て来て当然と思います。修繕する場合もムラに為らなような作業法で行って欲しいですね。

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2019年04月22日

もも綴じは機械縫いとは違う

畳の框巻き作業で高級品は、もも綴じ(こてぬき)で行います。畳針を畳表面に抜かないので綺麗に仕上がります。難点は畳表を引く作業が少なくて、框が締り難くなります。高級品の板入れ畳は板を入れる作業で框を締め固めているので、もも綴じで済む訳です。畳機械屋さんが「機械縫いはもも綴じですから」と平気で言っている現状に、情けないやら、腹が立つやら、畳屋が仕事を知らないとなめているのか? 畳表を引く事が出来ない機械縫いは、もも綴じとは全く違います。

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