2021年03月23日

畳の敷き方

畳は一枚毎に大きさが違いますので畳を部屋に敷き込む場合に順番があります。通常の部屋は廻し敷と言い畳の角、四っが合わないように敷込みます。最初に畳部屋の長さ方向の丈(たけ)とか、通し物と呼ばれる畳から敷込みます。左右の畳の出会い框の畳表の谷を合わせて見た目が真っ直ぐに見える様に敷き込みます。この時に畳表の谷がずれていると部屋が歪んだように見えるので敷き込み作業で一番気を遣う箇所となります。八畳間では次に反対側の通し物の畳を敷き込み、次に枕畳と呼ばれる部屋の横方向の畳、二枚を敷き込みます。ここまで順調に敷込めれば部屋の採寸が間違ってなかったと一安心で、最後に中物の畳が風を切って沈み込む事を願ってを敷き込みます。 近年、畳の敷き込む場所を裏書きした昔ながらの方法から裏書きに数字を書いた紙を貼っている方法に変わってきています。大抵が通し物の左を1番で右方向へ2番で横方向の枕畳が3番と右に回りながら番号を振って行きますので、これが本当の廻し敷の敷き込み方と、後10年もすると技能検定の問題になるかも?笑い話にならない業界だから怖い。
posted by 四代目 at 17:28| Comment(0) | 畳の基本

2021年02月25日

縁無し畳の下かね

前回に続き技能検定の問題からネタを頂きました。
半畳縁無し畳の仕事が増えて技能検定学科の問題にも縁無し畳、関連の問題が多いようです。昔の問題は縁無し畳の落し角度が上前と下前で違う程度で済ませて、技術力に関する所まで踏み込んだ問題は無かったのですが、出ました困った問題が。
今回は畳床の切り回しの下曲(したがね)を一分半で切るのが正しいか、間違いか、で設問されていました。
正解は下手なら一分半、上手なら一分、、名人クラスなら五厘、現在多く見られる畳表を横で切って、巾吊りをしない、製作法なら二分でしょか。
この問題も学科問題としては深入りし過ぎた問題ですね。
posted by 四代目 at 11:57| Comment(0) | 畳の基本

2021年02月08日

縁無し畳の返し縫い

IMG_1829.JPG縁無し畳の返し縫いは畳表を引くためにヒゲ部分を引きながら裏側まで回して返し縫を行います。
残念ながら写真の縁無し畳は機械縫いなので、畳表のバラケを防ぐために紙のガムテープで貼っているので、左方向にヒゲを流しながら返し縫いを行えませんので、畳表の流れが素直になるので、巾吊りが戻り気味になります。
畳機械屋さん推奨の畳表を横で切って返し縫を行う作業法が日本中で横行してますが、畳表の巾吊りが出来ませんので仕上がり寸法は甘く製作しないと畳表が膨れます。床材が見えるなんて情けねなァ、、が現実です。

posted by 四代目 at 21:15| Comment(0) | 畳の基本

2021年02月05日

機械縫いの半畳縁無し

IMG_1830.JPG機械縫いの半畳縁無し畳です。 中国製の安物の諸目表を折り曲げて、機械縫いで製作しましたので曲げた箇所が少々気にいりませんが、まぁ、こんなもんか、、、です。
何度も書きますが半畳縁無し畳は通常の諸目表を使用する洒落た仕事で、目積織の七島表で半畳縁無し畳にすると垢抜けしない仕事に見えます。琉球畳と世間で言われていますが昔は琉球には畳文化はありませんでした。七島表(琉球表)を使用する縁無し畳は坊主畳とか野郎畳と呼ばれ居間や店先などに使用する畳でした。
posted by 四代目 at 18:56| Comment(0) | 畳の基本

2020年11月23日

縁無し畳の抜き先部分

IMG_1754.JPG縁無し畳の曲げた箇所に差しがねを当てて写真を撮りました。
曲げた箇所が少し下がる様に(畳屋用語で抜き先を下げる)仕上げるのは縁無し畳だけの作業方法で、折り曲げた箇所に足が直接触らないので擦り切れ難くする理屈と思います。何度も書きますが畳表を裏側まで引いて返し縫い作業を行わないと抜き先部分は下がりません、巾寸法が触っても畳表が膨れません。畳表を途中で切って返し縫いをするのは機械屋さんの理屈で、畳の基本ではありません。
posted by 四代目 at 10:16| Comment(0) | 畳の基本