2020年07月27日

機械縫いでも基本は同じ

IMG_1338.JPG  畳縁を縫い付ける平刺し工程の最後針を止めたところです。縫い方は一本糸の環縫い、か、上糸と下糸を使用するミシン縫い、か、の方式です。個人的には一本糸の方式が刺し荒れが出難いように感じます。  最後の小針は畳框より1センチ程度、手前の位置に下ろして、上げ直し再び下ろし糸を殺し(糸が緩まないように糸を上げ下げする事)ます。 大事なのは縫い始めと縫い終わりの小針は刺し荒れが出るので締め過ぎないよう指で押さえる程度にします。機械縫いでも機械任せでは締まり過ぎて縫い始めと縫い終わりに刺し荒れが出て残念な仕事になるので、一手間を惜しまないで仕事をして!
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2020年07月14日

ワラ床に芥が入る訳

ワラ床は6段配床(ワラを縦、横に並べた段数)と4段配床が基本です。 6段配床は上側から、化粧配、横配、上縦配、胴配、下配、裏菰、の6段にワラや菰を並べます。 4段配床は横配、上縦配の工程を抜くので抜け配床とも呼ばれます。 ワラ床には芥(小さく切ったワラ)が入っているのに、7段配ではないかと質問を受けますが、基本は下配を並べた段違い部分だけに少し入れるだけなので配込みの段数にはなりません。 製畳機で作った機械床は芥を配込みが見える程入れますが、これがワラ床が重く、硬くて縫い難い原因となります。 畳屋が硬くムラの無い畳床を求めた結果が縫い難い現代のワラ床となったのです。手縫い床製作時には下配の段違いで両手一杯程度、入れるのですから1枚の芥の量は僅かです。 ワラ床の使用が減ってくると本配床(6段配床)のワラの並べ方すら忘れられそうで心配です。  何故、本配床は6段配?7段や8段ではいけないのか?疑問に持った畳屋はいないのか、、、。
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2020年07月09日

過ぎた仕事が形を崩す

IMG_1330.JPG 本日、引き揚げてきた畳です。まあ全て深く縫っています。 隅止めの釘は上側に打って、框縫い、返し縫い、共に深く縫っています。畳を縫う仕事は殆どの工程で深く縫うと畳の形が崩れます。 機械縫いと手縫いでは仕事理屈は違いますが丁寧に縫うとは深く縫う事ではありません。何年も使用すると理屈通りに、隅に釘止めの凹みが見えて、抜き先が下がり畳縁が細くなり、刺し荒れが目立つ畳になってました。
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2020年06月03日

太麻と麻二本芯

IMG_1225.JPG  畳表の手織機にセットされた麻糸です。外側の鬼目部分は太い麻糸で内側は麻糸二本芯です。畳表一枚で4キロ以上の重量をつけます。が 機械織りの麻二本芯表よりは引き易いです。
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2020年03月15日

一本縁の上前

部屋の敷いてある畳は幅方向では畳縁は内側部分は二本で外側部分は一本です。これを全て縁一本に見える製作法が一本縁仕様で東京の下町で江戸時代に生まれた仕事です。 五八間(関東間)だから出来る仕事なのですが、六一間(広島間)の六畳間までは可能です。 縁無し部分を上前に仕上げないと畳表を引ききる事が出来ませんので通常の縁付き作業法をより基本を忠実な作業法が求められます。 通常畳表を使用した六一間の一本縁の場合、中物の上前は、どちら側?
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