2021年08月16日

裏爪

IMG_2234.JPG  縁無し畳の頭板は裏爪で取ります。縁付き畳は表爪で取りますので頭板の爪を取り除いた部分の裏側が表側になります。縁無し畳の隅作りで角が上がっては角が擦り切れるので頭板の板鼻部分(板の角)が下がる様に締め上がらないといけません。写真は頭板代用のコナーですが角部分を気持ち削ってあります、お陰で20年経っても隅は切れていませんでした。(角が下がって足が触らなかったから) 技能検定学科問題で一番の穴の位置と裏爪は出題されます。
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2021年07月13日

畳表の織り方

IMG_2168.JPG  畳表の織り方は諸目織り、と目積織りの2種類があります(模様の入った畳表は特殊と思って下さい)。通常の畳表は諸目(もろめ)織で、畳表一目に経糸、二本で織ります。目積(めせき)織りは畳表一目に経糸一本で織ります。昔はイグサの畳表は諸目織りでカヤ釣り草の七島表(琉球表)は目積織りでしたが、近年になり、縁無し畳が多く作られるようになり、イグサを使用した目積織り表が織られるようになりました。縁無し畳の折り目は経糸の外際を折り、目乗り仕上がりにして上前とします。
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2021年06月14日

床の間は壁際が上前

床の間を畳表で製作する場合は、畳表に畳縁を縫い付けた薄ゴザ仕様ですので現在では心材となる畳床は使用しません。我が家では壁際を上前として作業しますので床框側寸法を下前として巾寸法を決めます。仕上がりが壁際メノリ(畳縁が畳表の谷に縫い付けてある)なので、床框側が畳表の山に畳縁を縫う事になり、メノリ仕様にはなりません。 床の間の壁にも貫が入っているので、壁が真っ直ぐに為って無い事が多く一分(3ミリ)や二分(6ミリ)前側に膨れている事が多くあります。通常の畳の製作法なら、壁際の畳表に壁の曲が出るので壁が歪んでいるように見えるのですが、床ゴザは畳表だけですから、巾方向に動くので、壁の曲を反対側の床框側に回せるのです。これで前側に壁が膨れていても畳表の谷は真っ直ぐなので、壁は真っ直ぐに見えます。 床の間の掛け軸やお花などの設えを見る時など壁が歪んで見えては興醒めですね。
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2021年03月23日

畳の敷き方

畳は一枚毎に大きさが違いますので畳を部屋に敷き込む場合に順番があります。通常の部屋は廻し敷と言い畳の角、四っが合わないように敷込みます。最初に畳部屋の長さ方向の丈(たけ)とか、通し物と呼ばれる畳から敷込みます。左右の畳の出会い框の畳表の谷を合わせて見た目が真っ直ぐに見える様に敷き込みます。この時に畳表の谷がずれていると部屋が歪んだように見えるので敷き込み作業で一番気を遣う箇所となります。八畳間では次に反対側の通し物の畳を敷き込み、次に枕畳と呼ばれる部屋の横方向の畳、二枚を敷き込みます。ここまで順調に敷込めれば部屋の採寸が間違ってなかったと一安心で、最後に中物の畳が風を切って沈み込む事を願ってを敷き込みます。 近年、畳の敷き込む場所を裏書きした昔ながらの方法から裏書きに数字を書いた紙を貼っている方法に変わってきています。大抵が通し物の左を1番で右方向へ2番で横方向の枕畳が3番と右に回りながら番号を振って行きますので、これが本当の廻し敷の敷き込み方と、後10年もすると技能検定の問題になるかも?笑い話にならない業界だから怖い。
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2021年02月25日

縁無し畳の下かね

前回に続き技能検定の問題からネタを頂きました。
半畳縁無し畳の仕事が増えて技能検定学科の問題にも縁無し畳、関連の問題が多いようです。昔の問題は縁無し畳の落し角度が上前と下前で違う程度で済ませて、技術力に関する所まで踏み込んだ問題は無かったのですが、出ました困った問題が。
今回は畳床の切り回しの下曲(したがね)を一分半で切るのが正しいか、間違いか、で設問されていました。
正解は下手なら一分半、上手なら一分、、名人クラスなら五厘、現在多く見られる畳表を横で切って、巾吊りをしない、製作法なら二分でしょか。
この問題も学科問題としては深入りし過ぎた問題ですね。
posted by 四代目 at 11:57| Comment(0) | 畳の基本