2019年05月21日

縦ゴザの理屈

縦ゴザは畳床の口部分を固める作業で、現在の仕事では琉球表を使用した縁無し畳製作では、縦ゴザを縫い付けて口部分を固めてから、巾落としを行います。縦ゴザを縫い付ける位置は返し縫いの針を上げる位置より5分程度、内側で畳床の畝の山の際に山削ぎした縦ゴザを縫い付けます。が、現在流通しているワラ畳床では口部分までガチガチに固まっていますので、通常の仕事では縦ゴザは蛇足に為るような気がします。
昔の手縫い床の時代では口部分は下配のワラや芥が無く、機械床のように糸で縫い固めていないので柔らかく、平刺しのへコワラだけでは口が固まらないので、重量のある上物の筋縫い床や掛け縫い床には縦ゴザは必要な仕事になります。
口部分を1寸5分〜1寸8分で縫うとの菰1玉内側に一番の畝を縫うので縦ゴザの巾は2寸〜2寸5分程度に落とし部分を入れた寸法になります。返し縫いの巾が1寸8分程度に縫う理屈も同じです。

posted by 四代目 at 00:23| Comment(0) | 手床

2018年01月11日

筋縫い12通り床完成

DSCN2483.JPG筋縫い12通り床が完成しました。2寸5分の縦ゴザを縫い付けました、横に出ているワラは毛ワラの切った残りで敢えて残しました。 重量は8貫目です、上物の畳床ならこのくらいの重量は欲しいですね。


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2018年01月08日

今年の初仕事

DSCN2460.JPG今年も初仕事は手縫い畳床製作です。おとといのカイゴモ製作から始まり昨日は配込を済ませ、本日から筋縫い12通り床製作に入りました。明日には完成の予定です。


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2017年09月21日

手縫い床の重量が同じ理由

手縫い床の重量は揃っています。床重量の半分は胴菰で、残りで下配と上配にします。切りワラの芥は下配の段違いに僅かに入れます。ワラは全て測り、一玉づつ束ねておきます。
胴菰は総重量の半分のワラを使用するので大きな菰になりますが、重量が決まれば球数で割り、一玉の重量が決まります。掛け縫い床の場合は15通りで8貫目床ですから胴菰は四貫目(15キロ)、掛け縫い床18通り以上の10貫目床なら胴菰は五貫目(18.75キロ)になります 
四貫目の胴菰を30玉作ると、500グラムで一玉になります。五貫目の胴菰は20玉で作りますので、一玉930グラムになります。
手縫い床は、床の種類により重量を決めてワラを測りながら作りますので、同じ重量の畳床が出来上がります。

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2017年09月05日

御床は胴菰だけ

DSCN2311.JPG正倉院御物の御床は千年以上経っても、形がどうにか残っています。床材を見ると硬そうな芯があるので茅か葦で作られているようです。数年前にススキを刈って15符で編んで見ました、材料を集めるのに時間が掛かり、一枚分の半分しか出来ませんでした。

posted by 四代目 at 12:09| Comment(0) | 手床