2007年03月05日

さらつけ台

新畳の作業台の大きさは関東と関西で違います。 畳の基本サイズの違いからでしょうか、台の長さと、 作業方法の違いからでしょうか、台にする木の太さなど、関西の畳台の方が丈夫に作られています。 ただ畳台の高さは共に1尺が基本のようです。 人間工学から見ても正座をして作業をするのには丁度良いようで、胡坐で作業するには1尺は高すぎるようです。返し締めの作業では1尺より高いと締め込む時に力がはいりません。1尺1寸5分の高さの台を見ましたが仕事は仕難いだろうと思いました。立て膝で平刺しなら良いのかな?

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2006年12月18日

頭板削り

高級品の畳には框に頭板を入れます。この板の入れ方が関西と関東で違います。
関西では畳床の上面のワラを板巾に合わせて抜き板を縫い付けます。板と畳床の上面の境が簡単に平らに出来ますので、関西では板削りを重要視しません。関東では畳床に直接縫い付けますので、板削りを重要視します。 板の入れ方が違うのですから、板の縫い方から締め方までも違ってきます。仕事に対する考え方の違いでしょう。見た目の関西、あくまでも仕事に拘る関東と言ったら、関西の方から異論が出るかもしれませんね?
技能検定が関東方式なのに、畳製作教本には板削りの仕方が載っていませんので、板削りをせずに縫い付けてしまう方を多く見かけます。板脇にイグサを山ほど入れても駄目ですね、使っているうちに板が浮いていまい「板付け畳」です。とりあえず半分削って仕事をしてもらえれば、何かが?見えると思うのですが?

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2006年12月11日

縁無し畳 3

縁無し畳も機械メーカーさんが縁無し畳用の機械を作ってくれるので、素人でも簡単に縁無し畳が出来るようになりました。残念ながら何処の機械屋さんも畳表を横で切り、裏まで畳表を巻かない仕事を推奨しているみたいですね。機械屋さんには「こんなやり方では東京に持って行ったら笑われるよ」と言っていたのですが、東京の展示会の写真を見たら、堂々とやってました。笑われる事がなかったんでしょうね。 東京も落ちたもんだな情けねえが実感です。
ハッキリと書きましょう、機械屋さんの仕事の悪い所を。最初に表の折り方が甘い、今のは畳表を曲げただけです。二番目は床の切り方が悪い、仕上がりで巾方向の表が見える。三番目は畳表の巾方向が引き切れていない。このように書いても判らないだろうな?
今の形では単なる流行物で、10年もするとお客さんが飽きるか、クレームで畳屋が手を退くかでしょう。

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2006年08月30日

畳針 2

畳針のサイズも関東と関西では違います。畳床の厚みの違いが、刺し針のサイズの違いになっているのです。
関東では刺し針は4寸8分ですが、関西では刺し針は4寸6分でした。4寸8分の針は相針と言って、刺し針と返し針の両方に使いました。
最近は針の種類も増えてサイズも微妙に違うようですが、針に拘る人が少なくなって、比例して仕事がお粗末になっているような、、、、、。

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2006年07月04日

頭板 4

頭板の対する考え方が関東と関西では大きく違います。
頭板の穴の開け方、縫い方も違います。関東では7対3の位置に穴を16穴〜21穴程度直線に開けます。上物ほど穴数が多いだけですが 関西では上物は穴を千鳥に開けますので穴数が関東より多くなります (安物は関東と同じ穴の開け方です)。縫い方も関東は2本糸で手元から手先に縫い上げますが、関西は1本糸で手元から手先に縫い、戻りますので松葉に縫い上がります。関西では頭板の下の上配を抜く作法が一般的ですが、関東では頭板を直接上配に縫いつけます。共に一長一短がありますので、どちらがベストとは言えません。
我が家は関東式で教えられ、教えますが、自分の仕事の時は関東式でも関西式でもない、いいとこどり、です。
ワラ床が硬くなった現在、関東式で頭板が入ってない様に見える仕事が出来ますか?

posted by 四代目 at 00:47| Comment(4) | TrackBack(0) | 関西と関東