2018年03月20日

一人役の差

機械で縫う時代では、畳に占める工賃の差は全国的に無いと思えます。
手縫いの時代は地域差は大きかったようで、明治時代の中頃に祖父が大阪と京都で修業をして東京に行った時に一生懸命,仕事して、やっと東京の一人役の仕事がこなせたそうで、東京は職人に楽をさせてくれないと感じたそうです。
畳の厚みも2寸仕上げなので関東包丁は大きくて長く、落としを一発で切り落とさないと艶が無い!と仕事を安く見られ、針も関西より2分は長く、逆にツケ糸は太く短いので、手さばきにも無駄をしない仕事が要求されました。頭板も厚みを削りまで喧しく言われ、職人は大変でしたが工賃は良かったようです。

posted by 四代目 at 19:12| Comment(0) | 関西と関東

2016年08月02日

針の違い

関東と関西では、畳針の長さが違います。畳縁を縫う刺し針の長さは関東は1寸8分、関西は1寸6分が基準です。相針も関東の針が2分長く、返し針も関東は2寸4分で、太くて長い針になります。
針の長さの違いは畳の厚みが2寸仕上がりの関東と、1寸8分仕上がりの関西とでは、針の長さが違ってくる理屈です。太い針は刺し難く抜き難いので、個人的には細身の針を針屋さんに注文していたのですが廃業されて、困っています。
針もですが畳包丁の大きさも関東が長く、これも畳床の厚みと巾落としが一発落としの仕事の違いが理由でしょう。

posted by 四代目 at 18:07| Comment(0) | 関西と関東

2016年06月01日

青表

七島表も琉球表も現在の品質表示で言えば、国内産地が奄美七島や沖縄では生産されておらず、大分県国東半島で生産されているので産地偽装になります。
昔は七島表や琉球表とは言わず、青、青表と畳屋では言っていたのですが、縁無し畳の仕事が減っていた30年の間に忘れられたようです。国産でカヤツリ草を使った目積織の畳表なら国東表とするか、昔に戻し青表と呼ぶのが良いと思われます。、、、青表が無難でしょうね、、、、、ちなみに備後表の銀白色より青いので、青表と呼ばれたようです。

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2016年03月06日

基準の違い

我が家の二代目が昭和10年頃に、大阪の叔父さんの店の手伝いに行った時の話です。
二配表の表替え仕事で表を張り、框巻きの為に畳を裏返したら、叔父さんから安物なのだから表側から框巻きをすれば良いと言われ、大阪では四配表や六配表など以外は表側からの框巻きで済ませている事を知り、関東と関西で框巻きの基準が違い、大阪の仕事は楽をさせてくれると感じたそうです。

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2015年02月26日

東京畳U

P1070855.JPG熊本県産、夕凪の麻引き表を使用した縁無し畳です。通常の畳表を使用する縁無し畳は、東京だけ(特に浅草や神田などの下町だけ)の仕事です。五八間のサイズでないと出来ない仕事ですので、東京の下町だけの仕事でした。
坊主とか野郎とか言われる縁無し畳は、七島表(琉球表)を使用するのが全国区で、東京だけが通常の畳表で縁無し畳を作りました。現在では坊主畳や野郎畳を琉球畳と言われる事が多いようです、ので、諸目を使った縁無し畳は敢えて東京畳と言っても良いと思います。
半畳縁無し畳は昔から東京では四つ板仕様で通常の畳表で作られていました(超高級品でした)。

posted by 四代目 at 12:56| Comment(0) | 関西と関東