2016年05月27日

畳は備後の五分縁で

P1080512.JPG落語の演目、牛ほめで語られる一節で、与太郎が畳は備後の五分縁でございます。を畳は貧乏でボロボロでございますとなります。
写真は五分縁で表替えした畳です。畳表一目を縫う仕事で、現在では忘れられた仕事です。仕事は難しく見た目もバランスが悪いように見えます、何故、五分縁なのか? 七分縁を付ける茶道の流派もあるようです。仕事の歴史を遡ると、上敷きをオシマクリ床に付けたのなら五分縁もあり得るかな? 理由を推測するのも、面白そうです。

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2016年05月24日

龍鬢表に金七宝

畳表は龍鬢表を使用し、畳縁を金色の七宝縁を縫い付けた、床の間の畳です。日本中で多く見られるスタイルの床の間です。
数寄屋建築なら美的センスの好みですから、龍鬢表を使用するも許容範囲で済ます事も出来ますが、先日見学させて頂いた復元修理された江戸時代の建物の床の間の畳が、龍鬢表に金七宝縁が付けてありました。
七宝の模様は明治になって作られた畳縁ですので、江戸時代の建物なら有り得ない事になりますが、、、畳屋の勉強不足は否めません。

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2016年04月21日

勘違いしている新聞記事

本日の新聞記事に手縫いで縫う事が良い仕事!と大きな勘違いをしている記事が載っていました。
上手が縫えば当然、機械縫いより遥かに良い仕事になりますが、水準以下の者が手縫いをすれば、機械縫いより劣る仕事になります。手縫いで縫うから良い仕事が出来ると思われる事は大きな間違いです。
本日の新聞の写真は、、、、やめときましょう、、、、、これが業界の現状です、勉強して欲しいですね。

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2016年02月19日

命を削る粗締め三回目

P1080285.JPG年末から作り続けている丹波裏仕様の掛け縫い床も8枚目です。
床締め作業は重労働で、特に裏からの粗締めは予定の厚みまで、ひたすら締め続けます。一回目は楽ですが、二回目は、きつい作業になります。三回目となると、畳屋に為った事を後悔する程、まさに命を削る作業になります。昔から40代の職人さんの手縫い床が艶があって良いと言われる所以は、体力と技術力のバランスがとれているからでしょう。

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2015年07月28日

備後イグサは一町歩

P1020819.JPG備後イグサの田圃です。
今年は作付面積が増えましたが、一町(1ha)程度のようです。一町歩で備後長髭表が何枚織る事が出来るのか? 一町歩で畳表が何枚織れるでしょうか? 5トン収穫が有っても一番、二番、三番、と順番に長い藺草を抜いていくと、怖いくらい少量の枚数になります。
備後表の需要と供給のバランスは、明らかに崩れています。
おかしい!

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