2017年07月19日

ひよっこ

朝ドラのひよっこのオープニングで登場する畳の田圃と茶縁の道、安い畳表に曲がった藺筋、上前なのに目乗りが欠けた痩せた隅作り、バスが留まらないなら目立たないのに残念! 非難が出ない業界に更に残念!

posted by 四代目 at 07:03| Comment(0) | 職人の本音

2017年02月15日

和風建築の畳縁

昭和の建築ブーム頃から、畳縁は化繊縁のガラ縁が多くなりました。お客様が基本を御存知ないのは致し方ないですが、基本を知らない畳屋が多く見られます。個人の趣味なんだから勝手と言えば勝手ですが、まあ呆れる程、派手なガラ縁が販売されています。
洋風建築なら許されても和風建築なら、部屋の設えに影響があるので畳は無地系の黒色や紺色、派手な方で茶色等でないと床の間の掛け軸や生け花などに影響を与えますので、畳は目立っては、いけないのです。
田舎では昔は畳が少なかったのだから、畳屋が知らないのも無理ないか?

posted by 四代目 at 18:08| Comment(1) | 職人の本音

2017年01月17日

足が痺れる畳

テレビコマーシャルで茶室でお茶をたてて、落ちが足が痺れて大騒ぎのシーンがあります。現在の畳では確かに在り得るシーンです、原因は畳の硬さです。現代の畳床がインシュレーションボードとスチロールで作られて、板のような硬い畳だから足の痺れになるのです。お客様の中には畳はワラ床で作られていると思って居られますが、現代ではワラで作られる畳床は少数派なのです。その少数派のワラ床も、切りワラ部分(芥部分)が多過ぎて硬い畳床になり、針が刺し難く手縫いするのに困る程です。
当然、ワラの畳床でも足は痺れます。手縫い床なら芥部分が少なくて柔らかい畳床なので、足の痺れは少ないでしょう。
話が少し逸れますが、加納治五郎の時代の柔道畳も手縫い床だから、受け身をすれば怪我をしないで済んだのです。当然、現在の畳床で柔道畳を作ると怪我はするでしょうね。

posted by 四代目 at 23:15| Comment(0) | 職人の本音

2016年08月25日

これでも釘打ちよりは

釘止め2.jpg框縫いを釘止めしてあった畳の隅止めの写真です。十文字に糸を掛けただけの仕事ですが、30年近く経っても隅の形も崩れることもなく、仕事の肝を押えた仕事ができたベテラン畳屋の仕事だったからでしょう。
この隅作りは昔は当地では普通でした、上物でもサの字の隅作りで、カスガイを打つ仕事は見られませんでした。十文字でもカスガイ止めが入れば畳縁の曲げた箇所が細くならず良かったでしょうが、30年近くも形が崩れなかったのは可と言えるでしょう。隅が形を保っていたので、框縫いが緩んでも30年も使用出来たとも言えます。
現在、主流の釘止めの隅作りでは形が崩れて、遥か以前に使用出来ない状態に為っていたと思います。

posted by 四代目 at 16:10| Comment(0) | 職人の本音

2016年08月23日

釘止めの框巻き

釘止め.jpgミカン箱を止める釘で框巻きをした畳です。框落としも平刺し・返し縫いも、ベテラン畳屋の仕事です。釘止めすれば古くなったり湿気があたると、仕事壊れて、こうなる事は判っていたのに何故? 隅止めで釘を打つのだから框巻きでも一緒と考えれば、非難は出来ない畳屋が多くあるでしょう…情けない業界ですね。

posted by 四代目 at 12:43| Comment(0) | 職人の本音