2021年06月16日

畳を毟っちゃ駄目だよ

落語で、娘さんがモジモジする様子を、畳にのノ字を書いて畳表を指先で毟る様を表現します「畳をむしっちゃ駄目だよ、畳替えしたのに、穴が開いちゃう」、話を聞いた時この噺家さんは判ってらっしゃる(畳屋の倅?畳屋に聞いた?)と感心しました。畳屋から見れば中継ぎ表を裏返して畳表が畳床と馴染むまでは中継ぎ部分のヒゲの残りは毟り易いのです。中継ぎ表の裏返しは繋いだ部分にヒゲ(イグサの穂先)の毟りとった跡が残るので畳表を張った時に包丁の凸部分で削ぎ落としから縫いの工程に入るのですが如何しても繋ぎ部分は残ります。ピンセットなどで無理矢理取り除くと穴が開きます。髭部分の毟り過ぎ(サラの時は更に注意が要ります)は中継ぎ表の作業の肝心な箇所です。
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2021年05月31日

下手の長糸

畳糸の長さは、おおよそ両手を広げたヒトヒロ程度です。仕事の途中で畳針が畳に刺さった状態の時に糸を繋ぎます。今回の講習会でも糸の捌きが出来なくて糸が縺れる事が見られました。この様を昔から、畳屋では下手の長糸と言われてます。原因は両手で針を上げ下げするからで、指に引っ掛かり、手皮に引っ掛かりして糸が縺れて笑われてベソを掻く様となります。 平刺し工程でも返し縫工程でも基本は左手は親指を上に畳を押さえ、右手一本で針の上げ下げを行えば糸を順繰りに送れるので縺れる事は無くなります。が まあ、呆れる程、両手で針と糸を引きながら作業する畳屋さんは多いです。  今回も、ネタを頂きました、 針を刺した状態の時に糸を繋ぐと指導すると、前の糸が針穴に入った状態で次の糸を繋いで、「針が抜けません!」、確かに!「繋げたか?凄いな?」 下手の短糸と呼んでも可笑しいし、笑うしかありませんでした。
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2020年12月02日

縁無し畳に作り替え

IMG_1759.JPG 四畳半の部屋を縁無し畳で作り替えました。建材床の二型に初めて灰桜色を使用しました。建材床で縁無し畳製作は楽でイイですね、、、。
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2020年11月12日

良く出来た抜け配い床

IMG_1747.JPG昭和40年代に作られた抜配い床(四段配い床)です。
床ムラも無く、足ざわりも柔らかい畳床で、作った畳屋さんの技術力に脱帽です。感心するほど胴配い部分のワラが薄く配い込んでありました。芥の配込みが丁寧なので胴菰部分が薄くてもムラが出ないのでしょう。名人芸ですね!
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2020年10月19日

簡単に曲がるじゃないかU

IMG_1681.JPG  畳表を折り曲げ機で曲げた時の折り目です、畳表の裏側部分になります。前回の投稿でイマイチと言う箇所が、この折り目です。機械で折り曲げるとコレが限界でしょうか、後は機械屋さんがどう改良するかですね、、、、。縁無し畳の折り目は包丁で入れる基本が理解出来れば改良点が見えるはず、、、、?
posted by 四代目 at 12:47| Comment(0) | 職人の本音