2014年07月01日

手縫いを忘れた畳屋は

現在使用している価格表の改定をしなければと言いながら話が何年経っても先に進みません。

材料代プラス工賃が価格なんて最低の価格決めは駄目だと何十年も前から研修会で勉強して来ているのに何故?決められないのか?ひょっとして手縫いの手間賃の決め方が判らないのか?そう考えると六畳一人役の仕事、三畳一人役、二畳一人役の仕事と講習会で教えた記憶が無い!機械縫いに釘止めなら最高級品の畳が3万5000円の設定なら妥当か?30年も昔に家一軒の畳の仕事で高級車のクラウンを買った畳屋がいたな、、、、昔から出鱈目をする畳屋はいたのですが、、、、、、価格表を作る事が出来ないようでは問題ですね、講習会の内容を再考しないと手縫いを忘れた畳屋がますます増えそうです。

posted by 四代目 at 19:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 昔話

2014年05月13日

仕事が壊れる

畳は最初に手間を掛けた畳ほど形が崩れ難く作ってありますが年数が経てば崩れてきます。

表替えや裏返しの時に手を入れて新畳に近い状態に持って行くのが仕事ですが、これが出来てない畳が多いようです。ぶっちゃけ畳屋が仕事をして仕事を崩している!のです。

古い糸や古縁を付けたまま縫うから抜き先部分(畳縁を縫った部分)の形が崩れます、隅作りもタッカーで釘止めするから隅が丸くなります。

昔の職人さんの中には上手な仕事だったから壊さないように気を遣ったよ!って事も有ったようですが、職人がいなくなった現在では仕事するたび仕事が壊れるようです。

posted by 四代目 at 12:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 昔話

2014年03月17日

二配表と七島表

通常の畳表はイグサで織られます。七島表と呼ばれる莚織の畳表はカヤツリ草で織られます。昔は手織りですから、どちらでも値段の差はありませんでした。二配の中継ぎ表と七島表でも値段の差はありませんでした。イグサの畳表の方が四配表や六配表があり、むしろ高いくらいでした。

現在ではイグサの畳表は自動化されて値段は安くなりましたが七島表は自動化が出来ず一本、一本、を手で入れる為に一日2枚程度しか織れず高価になります。

七島表は商家の店先や使いの荒い居間などでは畳縁を付けると傷みが早いので縁無し畳として使用しました。この形は全国的で一般庶民の畳とも言えます。仕事も簡単なもので朝飯前に一枚〜二枚の張り替えは当たり前の事でした。

近年、半畳縁無し畳が増えて来ましたが半畳縁無し畳は四つ板の縁無し畳の発展したものですから通常の畳表で仕事をするのが正規の形です。四つ板の縁無し畳は手間が掛かる仕事で一日かかって一枚〜二枚でした。

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2013年12月17日

足踏み機

P1040513昔の滋賀県は近江表と呼ばれた畳表の産地でした、備後表より歴史はありましたが品質が落ちるので備後表や早島表に駆逐されました。写真は近江表を織った足踏みの機(はた)です。備後や早島に残っている足踏み機とは構造が少し違い右側に足踏みのペダルが付いてました。 近江表から江戸時代には備後や早島に戦後は熊本の八代に、近年は中国にと畳表の産地は移って行くのは経済の宿命ですが畳表を織る仕事も歴史に為りつつあるのは寂しいですネ。

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2013年10月30日

名人芸

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昭和44年に作られたワラ床です。 一畳物の製畳機で作られています。古縁の上の薄い横配が胴配です。裏菰に下配、芥、下縦配に胴配、化粧配の5段配床です、ワラが少なく重量がそこそこにあり、ムラの無い畳床を作る技術はある意味で名人芸です。手縫い床を作った経験のある畳屋さんだと思います。さすがですね!

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