2015年06月15日

軽くて丈夫な…

昭和40年代の住宅ブームに合わせるように、ワラと発砲スチロールを組み合わせた軽い畳床が作られるようになり、旭化成が、♪軽くて丈夫なスタイロ畳♫ と畳を担ぐ岡本信人を起用したテレビの宣伝で、一般に知られるようになりました。メーカー推奨の作り方が極力ワラを少なくして軽い畳床でしたが、これが拙く、機械縫いの返し縫いでは抜き先部分(畳縁が付いている部分)が下がりました。
仕事に拘る畳屋さんは上前だけは手縫いで返し縫いする方もいましたが、畳屋なら一度失敗すれば直ぐに原因から対処方(横配を少し厚く配込むと抜き先が下がり難くなるのですが)を考えるのですが、メーカーさんが作り方を改めるまで10年近くかかりました。
販売促進で海外旅行まで行われ、日本中をスタイロ畳が席捲しましたが、我が家は色々軋轢があり、違うメーカーの発砲スチロールに、ワラたっぷりの軽くない畳床を作りました。
予想通りワラが少ない程、耐久性のない畳となりましたが、長持ちするワラ床には戻らず、次世代の脱ワラの建材床への入れ替えが進みました。

posted by 四代目 at 17:38| Comment(1) | 昔話
この記事へのコメント
岡本信人氏も道草研究家としても
有名です
Posted by 沖山智一 at 2020年02月27日 22:09
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: